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はじめての重ね録り!(アコギ + クラリネット)

先日はじめてDAWを使って録音をしてみたのですが、今回は初めて重ね撮りをやってみました!

まずはこちらをお聴きください!

このデモは、ギターの伴奏にクラリネットのメロディーを足して、LogicのDrummer機能でドラム伴奏を追加した感じになります。

このブログのタイトルは「カポとリードと100円玉」ということで、ギター+クラリネット+ゲーセンという3つの要素を表したつもりだったのですが、クラリネットの話をするのは今回が初めてでしたね…実はギターよりもクラリネットの方がキャリアは長いんですが…(´・◡・`)

あと、録音の技術が無さ過ぎてクラリネットのキーノイズがかなり残ってしまったり、マスタリングとか全然分からないのでただ録りっぱなしになっているので、そのへんの技術を勉強していかないとなぁ。

とはいえ!!!ついに自分で重ね録りが出来たのが素直に嬉しいです!!!

 


響け!ユーフォニアム 感想② 〜ユーフォニアムを吹く意味なんて無い!?〜

さて、前回は吹奏楽の構造的な歪みを指摘した記事を書きました。

今回は、音楽的能力という面から考えた時、ユーフォニアムのような「吹奏楽で使われる楽器をやる”意味”はあるのか?」ということについて書いてみたいと思います。

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ユーフォニアムは”使えない”

サムネイルに夏紀先輩を使ってしまいました、本当にごめんなさい…夏紀先輩大好きです。

ユーフォニアムが使えるのかという議論ですが、現代の音楽シーンでははっきり言って使い物になりません

例えば、1曲でもユーフォニアムが特徴的に使われているヒット曲を思い浮かべられるでしょうか?僕は少なくとも1つも知らないです。。。

更に、ユーフォニアムに限って言えば、現代では吹奏楽団以外で活躍することはないといっても過言ではないでしょう。せっかくユーフォニウムがうまく吹けるようになっても、披露できる場は少ないのです。

このように活躍の場が非常に限られた汎用性に乏しい楽器にもかかわらず、値段がかなり高価です。安いモデルのものでも20万程します。(amazonでの最安のものは5万円くらいの様ですが…)
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音楽的にはどう?

汎用性が低いのに値段も高いユーフォニアム。それでも、演奏すれば音楽的スキルが身につくならばやってもいいかな、と思えますよね。ユーフォニアムを練習することによって身につくスキルとは何なのでしょうか。

その前にユーフォニアムが担当する音楽的役割を確認してみましょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ユーフォニアム

ユーフォニアムは単音の旋律楽器で、メロディーや対旋律を担当します。ユーフォニアムの音色はフレンチホルンの音とよく似ているのですが、ホルンは和音や”打ち”を担当する事が多いのに対し、ユーフォニアムの方がメロディー率が高く、金管低音楽器の中ではかなり目立つ存在と言ってもよいでしょう。

具体的な曲を1曲挙げておくと、ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」の第一楽章の最初の最初の旋律はユーフォニアムによるものなので、是非聴いてみてください。こんな感じの旋律を担当することが多いです。

wikiにも記載があった「第二組曲」にもユーフォニアムのソロがあります。下の動画の0:50からソロがあります。

さて、こうした旋律を吹くことが多いユーフォニアム。結論から述べますと、必死に練習すれば歌心が鍛えられると考えられます。

歌心というのはボーカル的な話ではなく、どのようにメロディーを吹き回すのか。旋律をどのように響かせるのかに関連するセンスのようなスキルです。もっといい言葉はあるかもしれませんが、とりあえずここでは「歌心」とします。どんなメロディー楽器でもこの歌心は求められてくるものなので、音楽的なセンスが鍛えられることが期待されます。

そして何より、呼吸法が鍛えられると考えられます。ユーフォニアムのような金管楽器で安定した音を続けて出すには、ロングトーンという基礎練習を毎日毎日しなければなりません。1つの金管楽器で呼吸法を習得したら、他の金管楽器にも応用できますし、木管楽器をやるにしても応用が効きますので、吹奏楽器全体を扱う時に有利になると言えます。

でも…

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ギターかピアノやった方が音楽的スキルは鍛えられると思います。

ギターとピアノの揺るぎない優位性は2つあります。

1つめは、”使える楽器“であることです。

こんにちのポピュラー音楽のほとんどでピアノ(キーボード)かギターのどちらかが使われています。コンビニで流れているBGMやテレビニュースのBGMでもなんでもよいですが、恐らく日々を生きていてギターとピアノの音を聴かない日はそうそうないでしょう。それほどによく使われている楽器です。

これらの楽器に習熟すれば、今後行う音楽活動の幅が大きく広がることが期待できます。

2つめは、和音楽器であることです。

私たちがよく目にする・耳にする楽器で和音楽器なのは、ピアノ、ギター、ウクレレ程度しかないです。もちろんマンドリンやマリンバといった楽器も和音は出せますが、主な使い道ではないので除外します。

話が飛びますが、音楽の3大要素と呼ばれているのは

  1. メロディー
  2. ハーモニー(和音)
  3. リズム

の3つです。

作曲や編曲、音楽指揮など、高いレイヤーの音楽活動をするようになると、これらをある程度分かるようになる必要が生じます。

和音楽器に習熟すれば、感覚的に音楽のハーモニー構造を把握することが出来るようになることが期待されます(ex. 頻出のコード進行が分かる, なんとなく伴奏が出来るようになる, etc.)。

しかも、和音楽器でメロディーを弾くことは可能ですから、大は小を兼ねる的な理論で和音楽器の方が有利であると言えるでしょう。

まとめ

ユーフォニアムは現代の音楽シーンで使われることはまず無い上に高価な楽器である。
しかし、ユーフォニアムの演奏に習熟すれば、

  • 歌心(旋律の吹き方)
  • 呼吸法

など、音楽的なスキルはかなり鍛えられる。

でも、メインストリームに迎合できる上、和音理論を体得できる可能性があるので、”音楽的スキルの獲得”という面だけから言えば、ギターかピアノやった方がよいでしょう。


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響け!ユーフォニアム 感想① 〜吹奏楽の歪み〜

先日公開された劇場版「響け!ユーフォニアム」を観てきました。

TVシリーズ放映時はいろいろあって4~5話くらいで視聴をやめてしまったのですが、劇場版で回収することが出来てよかったです。

このアニメは吹奏楽コンクールを目指す高校生達を描く人間ドラマで、その素晴らしさは多くの人に語られていると思いますので、僕はこのアニメを見た上で「吹奏楽というジャンルの音楽をやり、その楽器の練習に青春を費やす意味はあるのか?」ということを考えてみたいと思います。

(※ちなみに筆者は普段ギターばっかり弾いていますが、中高の部活で吹奏楽をやっていてクラリネットと指揮者をやっていましたので、それの経験も踏まえて記事を書いています。あと小学生の時にユーフォニアムをやってたので一応吹けます👳)

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吹奏楽をやる、ということ

まず、吹奏楽というジャンルの音楽をやることについて考えてみましょう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/吹奏楽

吹奏楽は大人数で演奏する音楽です。本編のコンクールでは55人でしたね。この大人数で1つの音楽を作り上げます。同時に演奏している55人の一人ひとりの音を聴き分けるのは通常無理なことからも分かるように、吹奏楽団の中では個が果たす役割は非常に小さいです。

本編でも誰がトランペットのソロを吹くのかを巡る描写に相当な尺を使っていたと思いますが、そのソロだってわずか数十秒のメインメロディーを誰が担当するのかという問題に過ぎません。音楽を要素から1つ1つ積み上げて作っていくという視点から考えると、かなり小さな問題であると言えると思いますが、吹奏楽団で主張できる個の限界はソロパートなのです。奏者にとっては非常に大きな問題ですね。

この例からも言えるように、大人数で1つの音楽を作り上げる都合上、個の立ち入る余地は非常に限られているのです。いくら個人個人がうまくなっても、出来上がる合奏のレベルは上がるでしょうが、個人個人の活躍・貢献度・目立ち度という意味では何も変わらないのです。

それどころか、麗奈のようにうまくなれば人から反感を買い、嫉妬され憎まれてしまうこともあります。一方で、当人も自分だけがうまくなっても他全体がうまくならないと全体の演奏は変わらないので全国を目指すことは出来ないという葛藤を抱えてしまいます。劇中でも麗奈は「ああああ〜〜〜〜!!」って叫んでましたよね。

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避けられぬ感覚の”ズレ”

吹奏楽をやっていると、往々にして様々な感覚のズレが生じるように思います。先程は人間関係的な問題でしたが、それ以外にも音楽的な問題もあります。全体のレベルを上げるには、個のレベルを上げるのが必要です。一方で、個のレベルが上がっても、自分の担当する内容は変わらないという問題です。

ゲームでも自分がうまくなったら難易度の高いことにチャレンジしたくなりますよね。楽器もうまくなると、もっと目立ちたい、もっと難しくてかっこいいフレーズを吹きたい。上達にするにつれていろいろな欲求が生まれる様になりますが、それを吹奏楽によって解消することが難しいのです。それは吹奏楽の中で自分の演奏する音を主張する、“自分の演奏”を聴いてもらうのが難しいことからもお分かりいただけるでしょう。

一般的には、上手くなればメロディーを担当することが多い1stパートを任され、時にはソロを任せてもらえることもあるでしょうが、これで満足出来ない人はずっとモヤモヤを抱えることになります。

つまり、自分のレベルに合わせた音楽にチャレンジしたい人、楽器がとにかく好きで自分が楽器を吹くことが目的な人は吹奏楽に向いていないと言えるのではないでしょうか。この上なくサイコーに乱暴に言うと、

集団の1つの歯車として楽器を吹きたいヤツは吹奏楽をやれ!

という感じでしょうか。実際吹奏楽は学校教育で社会教育的な意義を持つらしいので、そういう人材が育成されていくのかもしれません。

さて、ここまで吹奏楽という集団の中での個について述べてきました。

次の記事では、音楽的能力という面から考えた時、ユーフォニアムのような「吹奏楽で使われる楽器をやる”意味”はあるのか?」ということについて書いていきたいと思います。