㋔㋟㋗は本を読め! ~いろいろな㋔㋟㋗たち~

けさ、朝の情報番組「ZIP!」でリア充㋔㋟㋗について紹介され、ツイッター上で話題になりました。

【naverまとめ】ZIP リア充オタク特集。年間25000円しか使わないオタクに視聴者騒然

これを受けてツイッター上では

にわか㋔㋟㋗は◯ね!!!」とか

な〜〜〜〜〜にがリア充㋔㋟㋗じゃぶち◯すぞ!!!

とか、まぁいろいろ過激な意見を目にしましたが、僕としては「そんなこと言っているからお前は㋔㋟㋗なんだ」と思いました(´・◡・`)

世の中にはいろいろな㋔㋟㋗が居て、㋔㋟㋗という言葉が指す概念も大きく変わっている。㋔㋟㋗たちこそ、その事実を真摯に受け止め、勉強すべきなのではないでしょうか?

さて、この記事では「ZIP!」にもレギュラー出演していて今日の㋔㋟㋗特集のプレゼンターであった原田曜平氏の最新著書『新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動』を雑に紹介したいと思います。氏は博報堂ブランドデザイン若者研究所で若者研究をしており、「さとり世代」や「マイルドヤンキー」という言葉の生みの親でもあります。

 

変わりゆく””㋔㋟㋗””

otaku-stereotyped

90年代前半生まれの僕としては、㋔㋟㋗のイメージは完全に電車男という作品よって形成されたといってよいでしょう。だいたい㋔㋟㋗といえば上の画像のおにーさんみたいなイメージを僕も無意識に持ってしまっています。本書でも”電車男”という作品の功罪について言及されています。

しかし、お分かりかと思いますが、

メディアや世間の抱く㋔㋟㋗イメージと若者㋔㋟㋗の実態に、大きな乖離が生じている

のです。それは、以下の2点に主に集約されていると書かれています。

I.最近の若者㋔㋟㋗には、「絵に描いたような㋔㋟㋗」がほとんど見られなくなっている

II.オタク1人あたりの消費金額は減っている。しかし㋔㋟㋗市場は全体的に拡大している

I.は、いわゆる電車男のようなアキバ系の旧型㋔㋟㋗が少なくなってきており、新型の㋔㋟㋗が登場していることを指しています。本書では、現代の㋔㋟㋗を、「社交性」と「㋔㋟㋗アピール度」という2つの軸によって4種に分類しています。それが

  1. 残存ガチ㋔㋟
  2. 隠れ㋔㋟㋗
  3. イタ㋔㋟
  4. リア充㋔㋟㋗

なのです。4のリア充㋔㋟㋗は今日さんざん批判を浴びていましたね。

 

増え行く㋔㋟㋗

otaku-janai

そしてII.は、㋔㋟㋗を自称する人、または自称はしないが自分自身を㋔㋟㋗だと思っている人が増えていることを意味しています。本書では以下のように述べられています。

㋔㋟㋗とは今や、一生ついてまわるような「タイプ」でもなければ、パーソナリティの根幹をなすアイデンティティでもなくなっており、手軽で着脱可能な消費の対象ともなる「キャラ」になっています。

僕は本書を読んでかなり衝撃を受けました。㋔㋟㋗のライト化が進んでいるのはひしひしと感じるところでありますし、知っているつもりでしたが、ここまで㋔㋟㋗が多様化し、㋔㋟㋗という陰鬱でキモチワルイイメージが強い言葉が単なる「キャラ」としてまで軽々しく使われている現状を知って驚きを禁じ得ませんでした。

本書では、まだまだいろいろな㋔㋟㋗にまつわる若者についての分析が行われています。例えば「オタサーの姫」、「サークルクラッシャー」、「女オタオタ」などなど。

そして個人的に一番感銘を受けたのは第2章の「愛の表明と可視化 ──『無限回収』」と「『知識から態度へ』というパラダイムシフト」という節です。

インターネットが身近になりすぎた現代、知識は誰でも得られるから、誰にもできないオリジナリティあふれる愛の表現がしたい。それが無限回収だったワケですね…。

無限回収の例
無限回収の例

また、本節では若い㋔㋟㋗がツイッターなどでふぁぼ乞食をする現状などについても分析されていて大変興味深いです。

 

現状を冷静に考えてみよう

 

僕も自分では自分のことを音ゲー㋔㋟㋗だとは思っていますが、アニメに関しては週1~2本程度しか見ませんし㋔㋟㋗だとは思っていません。しかし、誰かに「㋔㋟㋗クサイ」と思われたり言われたりするのが面倒なので、

自分は㋔㋟㋗でキモチワルイ存在なのだ

と常に思いながら、若干の後ろめたさをいつも抱きつつ生きております。意識的に自分に「㋔㋟㋗」という枷を課しているのです。ヒエラルキーの上位でキラキラしている人々とは心理的距離を置くために。

本書では㋔㋟㋗は「キャラ」として、ひとつの属性として説明されていましたが、僕の場合は自分自身の防護壁であるのが㋔㋟㋗という言葉であると思います。

 

いかがでしたでしょうか。みなさまはどんな㋔㋟㋗なんでしょうか。それとも、”一般人“なのでしょうか。㋔㋟㋗という言葉がどんどん進化している今、㋔㋟㋗について、そして自分自身について今一度考えてみませんか?

 

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